近年は夏になると40度を超える気温になるところも出てきました。
熱中症を防ぐためにエアコンや扇風機は欠かせませんが、そればかりでは体を壊してしまいます。
そこでエアコンや扇風機に頼らなくても夏を涼しくする方法を紹介します。

暑さとは何の関係もないけれど暑さ対策でしておきたいのが部屋の片づけです。
部屋の中が乱雑になっているとみているだけで暑苦しくなってしまいます。
そこで部屋はできるだけきれいに片づけるようにします。
対角の位置にある窓を2か所以上開け、風の通り道を作ります。
窓が一か所しかない場合には換気扇を回すか玄関を開けると風が流れていきます。
最近は家庭菜園がブームになっていますが、その家庭菜園が猛暑対策にもつながります。
キュウリやゴーヤ、朝顔などつる性の植物を窓辺で育て、窓の前に張ったネットに絡ませます。
葉っぱが太陽の日差しを遮り日よけ効果も抜群です。
ベランダの床は照り返しで熱くなることがあるため、すのこや芝などの植物を置くことで照り返しによる暑さ対策ができます。

古くからおこなわれていた打ち水も猛暑対策には効果があります。
真昼におこなうと湿気でムシムシしてかえって暑さを感じるため、夕方に巻くのがポイントです。

暑い夏にはわきの下や首筋、太ももの付け根などを冷やすと体も冷えます。
しかし、冷やしすぎると体への負担が大きくなってしまうため、冷やしすぎには注意が必要です。
また、衣類は麻や面の中でもさらっとした肌触りが特徴の楊柳という素材のものを使用た涼しげな服がおすすめ。
家にいるだけならステテコや甚平でも十分です。
女性で外にお出かけするときには浴衣もおすすめです。
暖色系の色だと来ている自分も見ている方も暑さを感じてしまうため青や白など寒色系の色で統一します。
扇子やうちわも夏の必須アイテムです。
とくに水にくぐらせてから使用する水うちわは涼しいのでお勧めです。

近年では衣類や寝具に使われる生地に、触ると冷たく感じられる素材が使われています。
エアコンや扇風機をこまめに使用しながらちょっとした工夫を行うことで、猛暑も快適に過ごせます。